実験

梨彩には悪いが、ある実験を試みた。
梨彩は寝起きはたいてい泣く。
私は寝室のとなりの部屋(私室だが、物置と化している)に潜んだ。
梨彩は泣いても私が来ないのでますます泣きじゃくりながら居間まできた。
見渡しても私はいない。
すると、まずはパソコン部屋へ。
誰もいないので入り口で仁王立ちになって泣きまくる。
それでも私はいない。
居間に戻ってきた。しゃがんだり、立ったりして泣いている。
私の隠れてる部屋は普段は人気がないからいるとは思っていないようだ。
再びパソコン部屋へ。でもいないから居間に戻ってきていよいよ激しく泣く。
どうするのかな~と思っていたら、彼女は玄関に行った。
そして、そこから動かなくなった。
泣き続けてはいるが、そこから動こうとはしない。
そのうち、玄関に拡げたままになっているベビーカーに乗り込もうとしている。
どうやら、どこにも私がいないと言うことは玄関から外に行ったのだと考えたらしい。
そして、ベビーカーに乗れば、自分も外に行けると考えたようなのだ。
成長ぶりに口元をゆるませつつ、さすがに可哀想になり忍び足で玄関へ。
私を見つけた梨彩の顔といったら!
うれしさのあまり笑い声を上げてはいるけど、でも泣いている(笑)。
そして、抗議するように私をぺちぺちたたいてしゃべるしゃべる。
ごめんね、梨彩。
そういってるのにもかかわらず、夜に再び実験してみた。
今度は梨彩の目の前で暗い玄関の方へいって、すっと、横の隠れてみた。
居間から玄関まではちょっとした廊下がある。
梨彩は居間の明かりが届く廊下の真ん中あたりで立ち止まって、私が現れるのをしば
らく待っていた。
現れない私。
「ふっ、ふっ、ふえっっぇ~~」泣き出す梨彩。
彼女はまたしても廊下の途中にあるパソコン部屋にいった。
もちろん、そこも真っ暗でだれもいない。
その部屋へ、何かに抗議するようにいろいろ言っている(^^;;
私が暗闇に溶けたと思ったのかもしれない。
でてきて抱っこすると朝とは違って、「こわかった!!」って言う顔でしばらくしが
みついて泣いていた。
私がとなりにいると、真っ暗でも遊ぼうとしたりするから、暗闇に恐怖心はないと思っ
ていたけど、それは私がとなりにいるって言う安心感があったからみたいだ。
やはり、暗闇はこわいらしい。
梨彩、本当にごめんね。
でも、成長してるなって、感心したよ。
そんなことを書いてるのは翌日の朝。
梨彩を居間に残してパソコンに向かってる。
普段なら、程なく梨彩がきて作業を邪魔されるのに、今日は来る気配がない。
「?」と思って、そ~っと居間に行ってみたら、テレビを見るためにソファに座って、その座った姿勢のまま、眠っていた(笑)。
最近夜更かしが続いてるから、リズムを戻すために今日は早めに起こしたんだけど、やっぱり眠かったみたいだね。

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