仄暗い水の底から

仄暗い水の底から

仄暗い水の底から
黒木瞳主演、原作「浮遊する水」鈴木光司
やっぱり「リング」は出来が良かったんだと思った。
この映画、ディテールが弱すぎて何も訴える物が無い。
映像的にもやたら水っぽいだけで、何ら斬新さなし。
最後のエレベータ前で水が溢れ流れるシーンも、どっかで見たなと思ったら「シャイニング」の血が溢れるシーンのパクリじゃないか。


描写に真実味の欠片もないのが、なおのことシラケさせて感情移入を阻害する。
アレだけ騒いだら、普通は住んでる人のひとりやふたり顔出すだろ。
離婚調停中の父親も、弁護士も、管理人も、何から何までインパクトが弱すぎて、出てくる意味がまったくない。
事件のディテールが弱すぎて、怖さに結びつかない。
見る限り、あの娘の不注意で貯水槽に落ちただけで、そんなことで未練残されても周りの人はいい迷惑じゃ…
それに、そのレベルの恨み妬みでいちいちあの規模のマンションが廃墟にされてたんじゃ、凶悪犯罪の多発する現在、既にどこも住むところがなくなるぞ。
大体、事件になってないのがおかしい。
アレだけ目撃例や怪奇現象が多発してるのだから、貯水槽調べろ。
最後に一言。
黒木瞳は綺麗だった。
黒木瞳みたいに綺麗すぎるお母さんが、何よりも一番不自然だった(笑)

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仄暗い水の底から への3件のフィードバック

  1. はるか のコメント:

    なんですか、キレイすぎるお母さんってそんなに現実味がないですか?

  2. かずき のコメント:

    そんなに現実を見つめたいのなら、洗面所に行って正面見つめると、現実が映りますよ。

  3. はるか のコメント:

    ぶー。
    しかし、楽しみにしていた映画だったのに、あまりに拍子抜けしちゃって悔しい。
    なんか、これなら「アメイジングストーリー」的に、オムニバス短編に入れられるぐらいの濃度だと思う。
    わざわざ、「映画」というある程度の時間枠にはめる必要あったのかなぁ。
    最初から最後まで、私は「映画をみてるひと」の位置から動けずに終わってしまいました。

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