蟲師 (1) アフタヌーンKC (255) 漆原 友紀 講談社 2000-11 |
つい先日、最終巻が出たばかりの漫画。
数年前に、山の不思議話をネットで読んでたときに友人にお勧めされた作品です。
装幀もさることながら、絵のタッチも独特。
基本的に一話完結で、どのストーリーも何とも言えない独特の雰囲気と魅力に溢れてます。
試しにと買った1巻からすっかり心を鷲づかみにされ、速攻でその当時出ていた続刊を買いそろえたくらいでした。
単行本は年に一冊出るくらいのゆったりした連載だったので、いつもいつも出るのを首を長くしてまっていましたが、最終巻まで筆力が落ちることなく読み手を満足させてくれた良作だと思います。
最終話ってどんなお話にするんだろうな、って思ってましたが、そうか、そうきたか。
理由のつかない涙がじんわり出てきたよ。
あと、この漫画はそれぞれのエピソードタイトルもイイです。
"旅をする沼"
"筆の海"
"硯に棲む白"
・・・などなど。タイトルだけで読みたい欲をかき立ててくれます(^_^)