ゴーヤを初めて食べたのは去年の夏頃だったか。
灰谷健次郎氏の「太陽の子」で、沖縄料理に魅力を感じつつも、一度として食べたことはなかった。
最近は様々な食材が手に入りやすくなったようで、ゴーヤは見たのは近所のスーパーだった。
同じ売場に「ゴーヤーチャンプルーのタレ」も売られていたので、一緒に買った。
ゴーヤは「にがうり」と呼ばれるだけあって、苦い。
塩もみをするのだが、そのあとも、苦みを抑えるために卵や豆腐と炒める。
最初に食べたときは「うわ、苦っ!」と思ったが、食べ進めるうちにクセになる味であった。
一樹は一口食べただけであとは箸を付けなったため、そのあとはたいてい一樹のいない昼食時に食べていたのだった(笑)。
トコロが最近ある雑誌で「沖縄料理店のゴーヤチャンプルーのレシピ」が載っていたので、久しぶりに夕食時に作ることにした。
以前と違うのは、豚バラの煮込みを入れてあることである。
味付けも売られてるタレではなくレシピを見ながら。
あくまで塩味と、カツオだしのみの仕上げなので、我が家流に醤油を少々加えた。
さすが、プロのレシピだけあって、美味しい。
一樹もゴーヤにこそ手を付けなかったが、豚バラと豆腐はぱくぱく食べていた。
豆腐や肉にゴーヤのダシ(?)がうつって美味しくなっている。
それでも一樹は「ゴーヤとは分けて食卓に出して」っていってたんだけど・・・(笑)
私は苦い味のものは苦手だ。
コーヒーもブラックでは飲めないし、胃腸薬が嫌いなのも、そのほとんどが苦いからだ(苦笑)
それなのに、あんなに苦いゴーヤが好きなのはなぜだろう。
フシギである。