3月上旬から、オンラインDVDレンタルのDISCASに加入しました。
家の近くにはDVDをメインで扱うレンタル屋さんがないもんでして。
最初はフリートライアルということで気軽に始めてみたのですが、品揃えは当然のことながら、実際にレンタル屋に足を運んだときには借りないような作品でも(アダルトじゃないよ)気軽に借りることができるため、加入してよかったと思ってます。
実は僕、黒澤 明をまともに観たことが無かったのです。
オンラインDVDレンタルじゃなければ、借りることがなかったかもしれません(^^;
観るならきちんと主要作品を、初期の頃から追ってみようかと思って借りたのがこの「酔いどれ天使」でした。
三船と黒澤が初めて組んだ作品ということで、やっぱここから観ないといけないだろと。
正直なところ、興味半分で借りてたんで、最初は斜に構えて「ふ~ん」てな感じで観てたんですよ。
それがいきなり冒頭の松永診察シーンで、まさに釘付けです。
三船すげぇかっこいいよ(^^;;;
そして、「“ブギ”を唄ふ女 笠置シヅ子」の「うわ~ぉ、わぉ~わぉ~♪」で完全にヤラレマシタ。
白黒だし、録音レベルは低く、台詞は聞き取りにくい点もありました。
難しいことはようわかりませんが、最後まで楽しく観ることが出来ました。
今まで黒澤を観てなかったことが悔やまれますねぇ。
次は、「蜘蛛巣城」を借りる予定。
順番から行けば、「羅生門」や「七人の侍」を飛ばしちゃうんですが、まだDVDでレンタルされて無いんだものしょうがない…
黒澤監督の作品をきちんと見たのはこれが初めてでした。
「七人の侍」の有名な泥沼の中の戦闘シーンだけなら何度も見てるんですが・・・
(実弟が大好きでここのシーンだけ繰り返し見ていたため)
あ、今思い出したけど、「夢」はちゃんと観た気が・・・でもあまり印象に残らなかったのです。
「酔いどれ天使」はとても古い作品とは思えないエネルギーが満ちてみて驚きました。
特に、あの戦後独特のように思える雑踏の熱気。
実際に戦後まもなく作った作品ですから、当時の空気そのままだったのかもしれないのですけども。
三船敏郎も私の知る往年の彼と前々違ってました。
チンピラ具合がイカす(死語)。苦みばしったチンピラ(うっとり)
これから観るであろう黒澤作品に期待が高まりました。
「ジャングル・ブギ」だけでも素晴らしいです(笑)
あの歌手の人に惚れました・・・ウーワーオ、アオアオ~~~♪