日の名残り

日の名残り コレクターズ・エディション

なかなか見るチャンスが巡ってこなかったアンソニー・ホプキンスの映画、やっと観られました・・・。
これぞイギリス、という佇まいの映像、ストーリー。
執事という仕事の世界と、人間模様とふたつを渋く見せるのはさすがと言うほかないです。
見どころは、抑えに抑えたホプキンスの演技でしょう。
あの、読んでいた本を見せてとミス・ケントン(エマ・トンプソン)に詰め寄られる場面は、私の中のラブシーン(?)のベスト1になりました。
ちなみに、いままでのベスト1は「ハンニバル」のラストの方でレクターとクラリスが手錠でつながって対峙するシーンでした。
ハンニバルよりぜんぜん色気がないはずなのに、スティーブンスとミス・ケントンのあの微妙な距離感と間に流れる空気にものすごくドキドキしました。すばらしいー><
そして再会のシーン。切ないです。涙がぽろぽろ、みたいなのじゃない切なさ。
イギリス映画って上手いですよね、ああいう感情の扱い方が・・・。
ちなみに、原作もすごくよかったです。映画、原作とも「上質」という言葉がぴったり。
おそらく、原作は英語で読むとすばらしく良いのではないかと思います。
執事スティーブンスが語り部となっているので、美しい英語で綴られているのだろうと想像できます。
彼の目からでのみ綴られることによってさらに細かいディティールが鮮やかに浮かび上がる感じでした。
あと、英国特有のユーモアが原作の方がもっとよく出ています。

カテゴリー: 映画 パーマリンク

日の名残り への2件のフィードバック

  1. ゆず のコメント:

    む!
    これ見てみたいです。
    レンタル屋で、何コーナーにありますかね?
    恋愛映画?

  2. はるか のコメント:

    >ゆずさん
    私は恋愛映画だと思っているのですが・・・
    もしかしたら、ドラマ系かもしれないです。
    俳優別のラックがある店なら、アンソニー・ホプキンスで探すのがイチバン簡単かも。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください