幻想との決別

私は、化粧品のCMに起用されているタレントにあまり魅力を感じないのですが、以前、ケリーチャンがモデルになったオーブの化粧品を、ケリーチャンになりたいがためにひと揃え買ったことがあります。
すっごく素敵だったの、ケリーチャン。
でも、おんなじものを使っているのに、鏡の前にはちっともケリーが現れないのです。
(当たり前だ…)
私が使うと、普通にちょっと地味目のメイクにしかならない。
それも悪くないんだけど、やっぱりケリーになるために買ったので、ちょっと使ってお蔵入りさせていたのです。
そんなコスメを白石のアギレラに進呈しました。
彼女、ブラウンとか地味目で渋い色でくっきりアイメイクするとすっごいカッコいいのです。
ブラウンで目をくるっと囲むメイク、私憧れなんだけど、実際にやると、ただのタヌキになってしまうのでした…。
さっそくその場でメイクする彼女。
進呈したのは三色組のアイシャドウパレットと口紅でしたが、さすが、よくお似合い。
ケリーというより、美人キャリアウーマンと言った風情でした。
カッコいい系の局アナにも見えました。
私も、幻想と決別でき、満足でした…ふ(哀)。
あれ以来、「誰かになりきりたくて」化粧品を買ったことはない私でした。
あれもこれもと化粧品を買ってしまう私ですが、最近はワンシーズン使わなかった化粧品は例えお気に入りでも、似合いそうな知人友人に進呈することにしています。
だって、もったいないもの、お蔵入りさせちゃうの。
それに、自分が「この人に似合うな」と思ったものをあげて、それで本人がほんとにキレイになると、それがすごく嬉しいのです。
自分がきれいになる以上に嬉しい気さえするほどです。
もしかしたら、自分でメイクするより他人にメイクする方が好きなのかも。

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