髪に宿る女の力

髪の毛には「力」が宿ると昔の人は信じていたと言います。
平安の高貴な女性たちの美の象徴でもあったし、西洋でも女性の断髪といえば、罪人の証であったりしました。
要は、「長く美しい髪=女のしるし」だったわけです。
いまでもやっぱり、カールしてようが色が何色だろうが、艶やかで美しい髪はすべての女性の憧れかと思います。
が、私は最近まで違いました。
「ぐりぐりパーマでバサバサでツヤがない(マット)、アッシュ系の髪がいい」
平安の貴族女性がある日突然私のアタマになったらきっと衝撃のあまり絶命してしまうことでしょう。


思えば、物心ついた時からずっと長い髪で通してきました。
小学校時代に一度、中学校の時に一度、ショートにしましたがすぐにロングに戻りました。
ロングも腰に届こうかと言うロングヘア。
あれですね、太ってて油っぽかった高校の時は髪のツヤを誉められましたね。
やっぱり、栄養過多で髪も元気いっぱいだったんだろうなぁ。
おかげですそをそろえるだけだった私は成人して働き始めるまで美容室に行ったことがありませんでした。
美容室へ行くようになってからは当時流行りだった顔周りにシャギーを入れたセミロングスタイル。
変化に乏しいヘアスタイル歴のせいか、カラーやパーマなどはせず。
それが出産を機に変化しました。
同じように変化する女性は多いかと思うのですが、「無造作に扱えるヘアスタイル」にしようと思い切ってパーマヘアに。
どうせなら思い切って憧れていたショートでクリクリパーマにしようと。
(アタマの中のイメージはくるくるウェービーな髪の外国の男の子)
ずっとパーマでショートにしたら「オバハンになるからやめとけ」と言われ続けていたのだけど、オバハンにならずにすみました。
オットは今の髪型がけっこう気に入っているみたいだし、今やすっかり短いパーマ頭で定着している次第。
いったん短くしちゃうととまらなくなり、どんどん短くなるし、カラーリングもいったんはじめるとどんどん派手に明るくなっていきます。
たぶんみんな同じ道を歩いてきてるのでしょう、いまはダークカラーが流行り始めてますよね。
(まぁ、飽きのくる時期なのかもしれない、自分がそうだから)
それに、毛先痛んじゃってパサパサ。
今まで気にしてなかったんだけど、イザ気にし始めると途轍もなダメージ受けてることに気づく私。
カラーリングもパーマも止めて痛んだ毛先を切り、ひたすらケアすれば髪はいずれ蘇るのだけど、それじゃ外に出られないし。
なにより、いま私は「ストレートロング」になりたいのです!
さらっさら、つやっつや、そう、川原亜矢子さんのような髪に!
そして、ふわふわの女の子っぽいお洋服を着たいの!
…書いていてオットの憐れむような顔が浮かんできました(涙)
なんでいまごろ、そんな気持ちになったのでしょう…。
さすがに3年も「男の子スタイル」を続けて女ホルモンが枯れて脳みそが危険信号だしてるんでしょうか。
でも、ズボラでケアを根気よく続けられない私だから、下手にストレートロングになると、「某宗教団体の女性信者」になるんじゃないかと心配なのです。
とにかく、女性らしい髪型になりたいっす。
あぁ、髪を短くするのは簡単だけど、長くするのはすごく大変なんだね…
当たり前のことなんだけど、ツライねぇ…。

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髪に宿る女の力 への2件のフィードバック

  1. かずき のコメント:

    某宗教団体の松…、いやそれは怖いからやめておいて、リチャード・ストールマンみたいってことですか?
    #これはふつうの人にわからんか…

  2. はるか のコメント:

    あれですね、ア○○とか、ライ○・○ペースとか…
    新興宗教の女性信者ってみな似たようなロングヘアに見えるの私だけですか?
    「女性であるから長く伸ばすけれど、美容室などで虚飾な細工などはしない」ってことでしょうか?
    美しく身繕いできない長髪にしてるくらいなら剃髪してしまえ!って思うんですけど。
    寂聴さんのように清清しくあって欲しいですよ、まったく。

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