我が家はなぜか長編漫画が多い。
筆頭の「ゴルゴ13」、「はじめの一歩」「修羅の門」「3×3EYES」や「ガラスの仮面」などなど。
私自身での「長編」は15巻以上をさします。
ここらへん、個人個人でかなり差があると思いますが。
10巻以上を長編というなら、我が家の9割の漫画が長編になってしまいます。
で、「美味しんぼ」ですが、これまたすでに80巻以上になってるんですね!
ずーっと昔に20巻かそこらまでしか読んでなかったので続巻の多さにびっくりです。
これで「こち亀」とか「王家の紋章」集め出したら長編廃人の領域かも。
「美味しんぼ」はあんまり一樹が集めたそうにしてなかったので今まで手を出してなかったのです。
私も、先行きが気になるという話でもないので別に…って感じでした。
が、この間一樹が「沈黙の艦隊」を読みたいと言い出したのです。
これまた、長編ですよね。んで、私はあんまり…(画風が好きじゃないんだなー)。
「よりおもしろいと思わせる漫画を出して矛先をそらしてしまおう」と(笑)
そこで、「美味しんぼ」の出番なわけですね。
興味なさそうではありましたが、内容から一樹がのめり込むのは分かりきっていたので、突如買って読ませました。
推察どおりです、ふふ。
「美味しんぼ」を読んだからといって味覚が鋭敏になるわけでもないのですが、食べ物が好きな私にとっては「目で見て美味しい漫画」です。
「ミスター味っ子」はちょっと飛躍しすぎてそういう意味ではちょっと…
「将太の寿司」「鉄鍋のジャン!」も美味そうで好きです(笑)
「おいしい関係」もそのうち読んでみたいです。
(「白のファルーカ」のイメージが強すぎて読む気になれなかったのですが、評判いいから気になってます(^_^;)
料理漫画じゃないけど、成田美名子の「Natural」もおいしそうな料理がちょこちょこ出てきます。
彼女の食べ物の描写は非常にリアリティがあってしかも美味そう。
正直な話、小説でも食べ物の描写がいい作品は無条件に好きです。
っていうか、「いい作家の条件」であると昔誰かが言っていた気がする…。
クィネルの「クリーシィ・シリーズ」のイタリアン(ゴゾの料理とか)なんてよだれもの。
古くはモンゴメリの「赤毛のアン」。
ダイアナにお酒飲ませたり、学校の先生に出すケーキにお薬を入れたりするエピソードが有名ですが、何気ない日々の料理の描写がものすごく美味しいそうなの。
どんどん思い出しちゃうけど、ハイジも溶けたチーズのシーン好きな人っていると思うんだけど、あれは原作はもっと美味しそうなのよ!
串にさした塊のチーズを暖炉の火でぐるぐる炙って黄金色にとろりとなったのをスライスしたパンに塗るのよ!!(←興奮している)
木の椀に注いだヤギの乳のつもりでお椀で牛乳飲んでたこともあったっけ…。
また、漫画から話がずれてきたけど、要は、「美味しい読み物に外れなし」ってことです。
おやここでは触れてないけど、はるかが一番好きな食べ物の描写は、宮崎駿アニメ中の肉とか魚とか海老とかでしょ。
あ、ちなみに「美味しんぼ」はLycosで60巻までオンラインで読めるんですよ!
4月いっぱいでサービス停止らしいですが…
今のうちに読んでおかないと。
「ラピュタ」の食べ物もあったねぇ。
が、ここは「読み物」限定ってことで。
アニメ可にしちゃうと、梅さんのお寿司とかいろいろ増えちゃうね(^^)
小説中の食べ物で最初に衝撃を受けたのはシリトーの「アーネストおじさん」ですね。
いまだに実家ではトマト乗っけたトーストは「アーネストおじさん」と呼ばれております(笑)
最近のではやっぱり「ハンニバル」のディナーでしょう。
映画化されたあの部分はまったく作り手の愛情を感じることができず非常に残念でした…。