京都は雨です。
京都で蕎麦と言えば「にしん蕎麦」ですね。
蕎麦好きとしては邪道かも知れませぬが、ミーハーなので外すわけにはいけません。
そういうわけで、南座の『松葉』さんへ行ってまいりました。
なんでもここがにしん蕎麦の祖だとか。
祇園の南座の隣、京阪四条駅の真向かいにあるので、初めてでもすぐわかりました。
実は3時間ほど前に、銀閣寺近く『お菜ところ』の惣菜定食でおばんざいを堪能してきた後でして、いくら哲学の道を南禅寺まで歩いたとはいえ、まだ腹が減っているというわけでもないところに、無理矢理押し込んできたのです。
まぁ、蕎麦はいたって普通。
可もなく不可もない、普通のあったかい蕎麦の上に(そりゃあ出汁は醤油汁みたいに真っ黒じゃないですがね)、甘辛く煮込んだにしんの棒煮が1本どんと乗るわけですよ。
にしんは当然骨まで食える状態ですが、食べ進むうちに、にしんの身が崩れて出汁に溶けまして、どんどん黒っぽくなっていくんですね。
にしんの風味がなんとも癖になりそうでですね、日記書いてる今もまだ、ゲップとともに蘇る感じです(表現汚くてごめんなさい)。
特別美味しいわけじゃないですが、もしかすると癖になるかも。
そんな味でございました。
妻のために、にしん棒を1本お土産に購入。
帰ったら作ってあげようっと。
にしん棒をのっけて、「にしん蕎麦」を作っていただきました。
高校時代以来のにしん蕎麦、美味かったです。
つゆににじむにしんの味がよろしいのよね。
ヒカリモノのお魚の青臭さを心配してる人はご無用です。
油っぽさもないですし、意外にさっぱりいただけますよ(^_^)