「千歳」

16日～19日まで、京都へ出張してました。
夜は連日、河原町界隈へ飲みに行ってたんですが、18日の夜にフラッと立ち寄った「千歳」にやられました。
あのオヤっさんとお母ちゃんの絶妙のやりとり。
オヤっさんが放つ怒涛の駄洒落波状攻撃。
そして何より、安くて旨い！

店に入ったきっかけは、表に書き出してあったメニュー「すっぽん鍋1,200円」。
「すっぽんって、食べたことあります？」一緒にいた菅家さんの問いかけに、「でもすっぽんって1,200円で食えるんですかね」と疑惑を隠し切れず、また店の名前が「千歳」だったこともあり、わざわざ京都に来てまで北海道の人のやってるぽい店に入るのも気が引けて、一回は通り過ぎたのです。
突き当りまでいって、やはりどうしても気になっていたのか、戻ってきちゃった。
思い切って入ると、店内はカウンターに8人も座れば精一杯、お座敷にせいぜい4～5人程度の小さなお店でした。
先客は、2人組みと、ひとりずつ2組の計4名、3組がカウンターに。
恐る恐る間に入って座る僕ら。
出てきた突き出しがなんと河豚の唐揚げ。
しかもでかい。
オヤッさん、真面目で正直なんだけど凄いフランクで、常連じゃないのに全然そんなこと感じさせない歓迎ぶり。
自信を持って色々進めてくれるだけじゃなくて、ガンガンおまけで食わせてくれる。
1品頼んでほっといたら、お腹一杯食えるんじゃないかって勢いに、2人でつぶやいた言葉は、「クレイジーだぜ」。
鯛の塩焼きは、北海道のホッケよりもデカイ勢いで、一皿800円だよ？
ふわふわしてて身離れもよく、男2人で満足する量喰えましたよ。
なにより、鯛って旨い魚だったんだってことを認識。
大収穫(^^;;;
すっぽん鍋は、申し訳程度じゃなくて真面目にすっぽんがどばどば入ってて1,200円。
オヤっさん、4匹仕入れてきて自分でそこで捌いたらしく、血とかもとってある。
誰も飲まないってボヤいてたけどね（ｗ
で、もう元はとれてるから、沢山入れてあげるねとかって・・・。
鯛とかんぱちのお造りも、量が半端じゃない。
そして厚い、旨い！
オヤっさん、包丁使いはてきと～。
それがまたイイ。
おまけで熊本直送の馬刺しはでてくるわ、ウニの塩辛出てくるわ。
自家製の梅ジュース、最高に美味しかった。
飲めない人の為に、割り勘負け防止用ってことで、美味しいジュースを造ってるんだって。
梅酒も旨かった。
これ全部おまけだけどね。
もともと自衛隊にいたらしく、引退後に店を始めて10年になるそうな。
だから店の名前が「千歳」なの。
お酒も沢山飲んで、美味しい物たらふく喰って、これでひとり3,700円。
オヤっさんが、帰るときにお客さんがもっと喜んでくれるって言ってたのは、このことなんだよねぇ。
旨くて安くて、アットホームな店。
お世辞にも広くないし、綺麗な店内じゃないけど、きっとまた京都へ来たら独りでも寄ってしまう、そんな店でした。
だから店の場所とか詳しいことは書かないもんね～
最後に、九州は佐賀生まれのオヤっさんが自分で撮影した、「唐津くんち」のビデオまでいただいて帰って来ました。
オヤッさん、「漢(おとこ)」ですわ。