えっと、こういうの好きなネタなんですよ。
式神とか陰陽道とか。大好きな題材なゆえにアラだらけなのが哀しかった。
主演の野村さんは良いと思います。
演技は大根ですが、所作や声のよさは特筆すべきものがあり、そういう点ではハマり役かと。
真田さんはさすがの重厚さ(この映画の中では)があり彼が映画そのものを引っ張っている感じ。
(ただ、彼だけが浮いていて私は彼の演技が少々「シェークスピア」がかっているように見えてしょうがなかったのだけども)
こう、なんというか「私が思っている邦画のダメだと思うところ」てんこ盛りだったです。
箇条書きにすれば次のような点でしょうか。
・「タレント」使いで全体の芝居の質が低い
・視覚効果が中途半端。特にCG処理が稚拙でいただけない。
・特殊メイクがヘタ、センス無し。リアルにもファンタスティックにもなれてない。
・カメラワークがテレビドラマタイプでちっとも映画っぽくない。
これらでしょうか。
特に最近はアニメの「攻殻機動隊」やアカデミー候補になった「たそがれ清兵衛」など、質の高い日本映画を立て続けに観ていたので稚拙さが際立ってしまいました。(私の中で)
ヒドイ言い方かもしれませんが、観てて時々気恥ずかしささえ覚えました。
ハリウッド映画を見慣れているから・・・とか言いたくないです。
だって、邦画の良いものはハリウッドがマネするくらいの素晴らしさなんだもの。
ここまで貶しておいて、続編も借りる私・・・(苦笑)
だって、お話そのものは好きなんだもん。
映画のあとに原作も読もうと思います。
2は未見ですが、1はレンタルして見ました。
野村さんを見てるだけで他のグダグダは目をつむろう。
と思わせるくらいの、い~い雰囲気をお持ちでございました。
さすがだ。
もう、独壇場ですよね、野村さんの・・・。
2はやはり、ヒゲあとの青い清明の女装姿が見どころでしょうか(笑)
「にほんごであそぼ」とかいう某教育番組に出てる野村さんも美声を響かせていて観るたびに聞惚れてしまいます・・・。