邦題は「バレット・モンク(弾丸坊主)」になってますが、映画を観て意味が違うと気付きました。
弾丸みたいな坊主、ではないのです、あくまで「BULLET(弾丸)PROOF(効かない)MONK(坊主)」なのですね。
いい加減に、意味が変わってしまうような邦題をつけるのを止めませんか(^_^;;
一応主演はチョウ・ユンファだけど、脇に近い主演ですね。
ヒーローにショーン・ウィリアム・スコット。
MTVムーヴィーアワードで司会してたので見覚えアリ。
たくましきヒロインにジェイミー・キング。
この人も見え覚えあると思ったら、「ブロウ」でジョニー演じるユングの娘役をちらっと演じてらした方ですね。
監督はポール・ハンターという人でMTVなどでクリップの監督してた人らしく、これがデビュー作。
製作クレジットにはテレンス・チャン、ジョン・ウーの名が。
音楽はなんと、エリック・セラ。
名前だけ連ねるとそうそうたる面々ですが、作品はハッキリいってツライところも多いB級映画と言った印象…以下、ネタバレしながら続きます。
まず、中途半端。
ハリウッド的アクションなのか、カンフーアクションなのかが中途半端。
「マトリックス」みたいに、中庸でうまくまとめることができてない。
お話がダジャレが入っててジョーダンみたいなのは、元々のお話がコミックスだから許そう(笑)
ハリウッドスケールでカンフーが楽しめるのを期待してたのに、どっちつかずで消化不良です。
ワイヤーの使い方があまりよろしくない気がしました。
あれだったら、ジャッキーとかブルース・リーの肉体オンリーのアクションの方が何度も楽しめるよ。
見所なアクションシーンは、ナチ女対ヒロインかと。綺麗でカッコよかった。短いけどね、時間的に。
テンポは早いけど、早いだけ。小気味よさがない。
CGや合成がちょっと甘い。
5年前に観ればすごいと思ったかもしれないけど、もう、見慣れてしまって・・・(^_^;
チョウ・ユンファの役はどうも違和感があってダメでした。
彼のコミカルな部分がいかされないまま、中途半端にコメディしてる感じがするのです。
結局、「間違った東洋観を持つ白人の映画」な感じで。
ジョン・ウーとかいるのに、なぜ!?と思ってしまう。
制作費とか、その他もろもろでこれが精一杯なのかなぁ・・・。
全体的に、お安い映画な印象。チョウ・ユンファ主演なのに!(涙)
最後のユンファ先生の特殊メイクはかわいかったですよ。
アタマの白さがすごくワザとらしかったけど・・・(笑)
五つ星評価なら、ユンファ出演という事でかろうじて二つと言ったところ。