回想NYCマラソン #7

博多に向かう機内でこれを書いています。(5/2のことです…)
昨夜、「プラダを着た悪魔」を借りてきて観ました。
ニューヨークに行った後、中2日で今度はアリゾナに行ったのですが、その帰りの機内で観た映画です。
「UDON」と「プラダを着た悪魔」、両方ともニューヨークが出てきます。
後者はニューヨークが舞台ですから、映画を観てると知っている場所がたくさん出てきます。
妻と一緒にはしゃぎながら楽しみました。
いいですね、やっぱ行っとくべきです。

さて、確か1日目のミュージカルを見終わったところでしたか。
大分遅くなったのですが、無事にアパートに帰り着き、初めての夜を過ごしました。
初日を無理して出歩きまくったので、時差ボケもなく、案外すんなりと就寝できたように記憶しています。

翌朝、ニューヨーク2日目。
1日目とはうって変わって、いきなり寒かったように記憶してます。
ウィンドブレーカーの上下を着込んで、セントラルパークでジョギング。
これこれ、これがやりたかったんですよ。
アパートから西にまっすぐ行けばセントラルパークにぶつかり、ちょうどグッゲンハイム美術館のあたり(「MIB」でウィル・スミスが最初に宇宙人を追い詰めたところ)に出るんで、迷う心配も無し。
留守番してる妻には、近くのデリで朝食を調達するようにとお願いして出かけました。
英語がからっきし駄目な妻には、かなり厳しい試練だったかもしれません。
でも僕の機嫌を根底から損ねるよりはマシと思ったらしく、しぶしぶ承諾してくれました。
正直なところ、この時点の僕にもまだ、どこかで飯を調達してくるだけの度胸と決意はありませんでした。
セントラルパークに走りに行こうというだけで、かなりイッパイイッパイでした。

MPEGムービーカメラを片手に、軽快に(警戒に?)マンハッタンを走ります。
マンハッタンって、結構アップダウンがあるんですよね。
そしてさっそく、信号無視の悪習慣も実践です。
だって、誰一人として信号なんか守ってやしない。
セントラルパークに着くと、まずは湖沿いに一周しました。
確かJFKの奥さんがよくジョギングしてたとかで、その名前がついてたはずです。
雨上がりだったのでところどころ泥濘があり、コンディションがよくなかったですが、犬の散歩をしている人やジョガーがたくさんいました。
その後、大回りにぐるっとセントラルパークを一周。
北側はわりと閑散としていましたが、緑が多く気持ちよかった。
西側に回りコロンバスサークルの近くまで下りてくると、ありましたありました、NYCマラソンのゴール地点が。
たくさんのボランティアや、関係者が設営追い込みの真っ只中というところ。
前年大会のゴール前デッドヒートをビデオで見ていたのですが、ゴール前ってこんなに急な上りだったんだとびっくり。
大会当日は、応援のはるかとゴール後に落ち合わなければなりません。
ゴール近辺を入念に下見して、ぐるっとアパートに戻りました。

家に戻ると、中華のデリで購入してきたというチャーハンらしきものが2つ、持ち帰り用の容器に入って鎮座しておりました。
かなり脂っこく、添付されているさまざまな味のソースが怪しさ満点でしたが、食べれないこともなく、ちゃんと食えました。
買ってくるまでにはかなりの苦労があったんだろうけど、それも終わってみれば旅の思い出。

朝の練習も、腹ごしらえも終わり、さっそくお出かけです。
今日はEXPO初日なので、まずは受付を済ませてゼッケンをGETしてこようと。
初めてのNYCマラソンだというのに、見事なまでにゼッケン引換証は届いてなかったのです。
なくても何とかなるとはわかってましたが、それでも本当に走れるのかと不安でいっぱい。
Entry情報のコピーを持っていざEXPO会場へ。

途中、タイムズスクエアやブロードウェイに寄り道したりしながら、会場のコンベンションセンターまでは歩いていきました。
バスが出てるのも知ってましたが、この時点ではまだバスに乗る精神的な余裕や決意もなく。
ダメダメだな、俺。
微妙に迷い、随分と歩いてうんざりしたころにやっと会場に着きました。
携帯でGPSナビできる日本って、なんて恵まれているんだろう…
やっとコンベンションセンターらしきところに北側から入ったものの、この会場がまた馬鹿でかくて、NYCマラソンEXPOは南端のほう。
またまた随分と歩いてやっとEXPO会場に。
ゼッケン受け取りは意外なほどスムーズに終わったのでした。
一部始終は動画に収めてあるので、ご覧ください。

印象深かったのは、記念Tシャツですね。
長袖のTシャツってだけでもちょっと嬉しいのですが、皆さん受け取ったその場で半裸になって試着し、サイズが合わなければ交換してるんですよ。
よく言えばおおらかな国というか、悪く言えば消費大国というか。
僕も右に倣ってその場で着替え、その日一日それを着てましたけどね。
ちなみにサイズはXSでちょうどよかったです。

無事にゼッケンを受け取った後は、前日のインターナショナルフレンドシップランのチケットも買いました。
前日の土曜日の朝、国連前広場をスタートして、マンハッタンのど真ん中を突っ切り、セントラルパークにゴールする親善イベントです。
アメリカ以外の国からの参加者が走れるのですが、20ドル払えばゼッケンとTシャツがもらえて、ほかの人も一緒に走れるんです。
せっかくだから、はるかの分も買って一緒に走ることにしました。
もちろんゼッケンなんかなくても一緒に走れるそうですが、やっぱり気分を盛り上げるためにも20ドルくらい払わないとね(笑)
このときもらえたTシャツは、サイズが選べなかったので馬鹿でかいサイズでした。
僕が着てもワンピースになりそうなくらいにでかい(^^;;;

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回想NYCマラソン #7 への1件のコメント

  1. はるか のコメント:

    中華のデリは、前日にちょっと散歩したときに「見かけたような気がする」くらいの記憶しかなく、すごい近所だと思っていたんですがじつはけっこう歩きました。
    そして、やっと見つけたと思ったら、ぶっそうなお兄さんのラップのビデオクリップに出てきそうな、お兄ちゃんたちが店の入り口にたむろしてて、入り難いッたら・・・・!
    (こう、意味なくパーカーのフードかぶってるようなおにいちゃん、って言ったら通じるでしょうか)
    意を決して入って、メニューの中で出来上がり品の想像のついた商品が買ってきたチャーハンだったのでした・・・。
    お店のお姉ちゃんの英語もたぶんカタコトっぽい感じで、状況がよくなったわけでもないのになんか安心したのを覚えています(笑)
    お店そのものは、ホカ弁系のたたずまいでした。というかホカ弁みたいなシステムだから当然なのか。
    ちなみに、チャーハンにはフルーツビネガーソースと醤油が付いてましたが、醤油は明らかに「醤油風味のスパイシーソース」という感じ。
    情けないけどチャーハン注文して気力が尽きたので、これだけで足りなかったら困るなと二つ買ったんですが、一個で二人分腹いっぱいになりそうな脂っこさでした・・・不味くはないけど、たくさんは食べられない感じ。
    とはいえ、当時の私には「達成感」という素晴らしい味付けがあったので「美味しい美味しい」と食べておりました(笑)

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