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神戸連続殺傷、加害男性が仮退院 保護観察下、施設へ
神戸市で97年に起きた連続児童殺傷事件の加害者として、当時14歳で逮捕され、関東医療少年院(東京都府中市)に収容されていた男性(21)の仮退院が10日、関東地方更生保護委員会(さいたま市)で許可された。これにより男性は同日、仮退院した。少年院での生活は6年5カ月に及び、少年事件としては異例の長期収容となった。収容期限の12月末まで保護観察下におかれ、更生のための施設で生活する。
あの事件が起こったのって6年以上も前でしたか。
なんか、あっちゅうまに出てきたっていう気持ちなんですけども。
おそらく、偶然の一致だと思うのですが、今日、梨彩が幼稚園から一枚の「お知らせ」を持って帰りました。
今まで、幼稚園の正門はふだん締められているのですが、通用門は空いたままになっていました。
なおかつ、玄関は開いたままになっています。
まぁ、これが普通って言うもんなのでしょうが・・・。
それが、変わるそうです。
玄関は施錠されて、インタホンで職員を呼び出してあけてもらい、玄関口の「来園者名簿」の記入をするという手続きが必要になります。
安全とはいえませんが、学校に乱入して児童が殺害された事件もあるので、一応の安心感を得ることはできるなという感じです。
はっきりいって、未成年犯罪者が名前も顔もわからないまま、もちろん更生できたかもわからないまま、「社会復帰した」ことを告げられるのは、子供の親としては大変な恐怖です。
これは、「更生なんかできてるはずがない」という気持ちが根底に強く流れているからともいえますが。
罪の重さがわからないまま罪を犯すことは理解できますが、そんな年端もいかない人間が、もし数年という短い間に罪の重さに気付いたら、果たしてそれを「背負う」ことなんてできるでしょうか。
私は、すごく個人的な意見ですが、「できない」と思っています。
だいたい、何のために社会復帰するの?罪を背負うって生半可なことじゃ出来ないと思うよ。
「罪は忘れて、なんとか世間で生活できるようになる」ことを更生というんだろうかと思うんですよ。
だから、姿の見えぬ、かつての犯罪者が怖い。
幼稚園は送り迎えができるからまだいいけれど、小学校に行くようになったら不安の種が増えるだろうなぁ・・・。
アメリカではなんて法律か忘れたけど、性犯罪の前科がある人の住所だとかがその地域の人に公開されるんだっけか。
それもどうかと思うが(「更生」を阻害する?)、でもね、正直なところそういう人と同じ地域に住みたくは無いね。
たった一度の過ちを、過度に非難し、その人の行った100の善行を無視してしまうというのはどうか、というのに似てると思うんですが、人間ってそういう風に感じるようにできてるには理由があるわけで。
やっぱりそれは「種の存続」という本能に、深いつながりがあるんだと思いますよ。
つまり、一度過ちを犯した人は、絶対に信用はできないってことですね。
でもね、程度の差こそあれ、過ちを犯してない人などいないわけで。
結局は、許容できるか否かということかと。
ミーガン法でしたか、確か。
性犯罪者の情報をインターネットや役所にて公開することにより、周囲への注意喚起を行う。
というのが大まかな内容ですね。
特に、性犯罪というのは三大欲のひとつでもあるからなのか、再犯率が高いそうです。
今回の事件はレイプとかいうあからさまなものではないようですが、背景の一因になってるのは確かだと思います。
もっとハッキリしてるのは、長崎であった事件ですね。
最近、世界的な傾向として、「子供をターゲットにした性犯罪」は著しい増加傾向なのだそうです。
ただ、この狭い国土のなかでこの法律が施行されることになれば、事実上生活するの不可能でしょうね。
社会に追い詰められて再犯するか、偽名を使って逃げつづけるか、自殺するか・・・これくらいしか選択肢が残らないでしょうね。
それを考えるとため息しか出てきません・・・。