子供を犯罪から守る

上の娘が幼稚園から、こんなお知らせを持って帰って来ました。

札幌方面白石警察署生活安全課から、下記の情報提供がありましたので、取り急ぎ通報します。
2月14日(月)午後、白石区内の小学生(女の子)の母親に、「お宅の子供を預かっている。帰して欲しければ、お金を振り込め。」という電話がありました。
母親が110番通報し、警察が小学校に確認したところ、学校にいたため未遂に終わりました。

洒落になりません(–;
今春から上の娘が小学校に通います。
先日、小学校の説明会に妻が参加して来ましたが、うちの娘はどうやら「ウブ」なようでして、よくよく考えたら独りで外で遊ばせたりしたことがありませんでした。
いきなり4月から独りで登下校というのもアレなので、急遽きのう近くの公園に独りで遊びに行かせたようですが、親のほうがドキドキして落ち着かないありさまです。
親バカと言われても、たとえ気休めかもしれなくても、最低限の防犯対策を考えなければいけないのかもしれません。
とりあえず、候補は3つ。
・いまどこサービス(NTT DoCoMo)
・ぴぴっとフォン(au、WILLCOM、TOYOTA)
ココセコム(SECOM)


カタログベースでの比較ですので、使用してみての感想ではありません。あしからず。
いまどこサービス
NTT DoCoMoの提供する、PHSによる位置情報検索サービスです。
通話型PHSにも対応機種はありますが、今回は専用端末がターゲットですね。
P-doco?miniというのがあり、大きさは子供の手のひらに納まるくらい、重さ約27グラムですから、首からぶら下げさせて服の中に隠せるくらいかと想像します。
待受時間は285時間なので、1週間充電せずとも持つかなというところでしょう。
PHSの基地局からの距離で位置を検索しますので、検索精度はおおむね100m以内ということですが、郊外などでは精度が著しく悪くなるでしょうし、逆に都会では基地局の間隔も密だと思われますので、一般に精度が高いと考えます。
札幌市内で使用するには、PHSだからというデメリットは少ないでしょう。
料金形態ですが、P-docoプラン基本使用料が月額980円(税抜き)で、位置情報検索1件につき10円(税抜き)となります。
当然ですが、専用端末だと通話は出来ません。
いまどこサービス対応PHSを別途契約している場合、付加機能としていまどこサービスを使用することも出来ますが、その場合、いまどこプラン40の契約で月額固定400円、検索1件につき2円(税抜き)が最安となります。
とにかく位置を確認しまくりたい場合、かなりお得です。
ぴぴっとフォン
au、WILLCOM(旧DDI Pocket)とTOYOTAが提供する、PHSによる位置情報検索サービスです。
TOYOTAのPiPit Shopで売ってます。
通話可能なPHS端末ですが、あらかじめ決められた3ヶ所(もしくは2ヶ所)に限定されますが、受話に制限はありませんし、110番通報などの特番発呼は可能だそうです。
見た目もかなり可愛い端末で、最新の機種ではメールも可能です(^^;
待受時間が700時間と、尋常じゃありません。
カタログスペックどおりだと1ヶ月近く充電無しでもってしまいます。
PHSの基地局からの距離で位置を検索するというのは、前述のいまどこサービスと同様ですが、こちらはWILLCOM(旧DDI Pocket)なので、高出力型の基地局が多いことが想像され、精度はそれほど期待できないのではないかと思います。
当然、都市部ではその影響は軽微でしょうが、郊外では顕著かと容易に想像できます。
恐らくですが、札幌市内で使う分にはさほど違わないかと期待します。
だって、端末可愛いんだもん。
あと、こいつの特徴として防犯ブザーがついています。
ストラップを引っ張ると防犯ブザーが鳴り、周囲に危険を知らせるばかりか、設定してある発信先に順に自動で電話をかけてくれるという機能もあります。
これ、ツボかもっていう機能ですね。
さて、料金形態ですが、基本使用料が月額980円(税抜き)で、位置情報検索1件につき23.1円(税込み、昼間)となります。
位置情報検索よりも、防犯ブザーと設定番号へ通話可能な点が売りでしょう。
ココセコム
でました真打ち。
これは世界最小のCDMA方式GPS通信端末による位置情報検索サービスです。
GPSなので、衛星への見通し条件がよければ、位置精度は数m単位の誤差となり、ほとんどピンポイントで位置がわかるそうですが、反面、建物の中や都市部においては衛星への見通しが悪くて精度が下がるようです。
PHS型と比べて、どちらがいいとか悪いとか、一概には言えません。
状況次第なので、子供の行動パターンや、環境に応じて最適なものを選択することになるかと思います。
通話とかはできませんが、しらせてコールというオプション(月額100円+)を付加することで、信号を送信して反応を確認することができます。
だからなに?って感じのオプションではありますが。
端末の大きさは、P-doco?miniよりやや大きいくらいで、重さは53グラムです。
まぁ、首から下げて服の中に隠せるレベルかと想像します。
待受時間も240時間と、P-doco?miniよりやや短く、1週間持つかなというところです。
端末のサイズなどからP-doco?miniと被りますが、やっぱしココセコムの決定的な違いは、緊急対処員を現場に急行させることができる点でしょう。
10,000円かかりますが、これはかなりの安心感がありますね。
ぴぴっとフォンの防犯ブザーによる自動発信も悪くないんですが、そんな状態のときに電話かかってきても、こっちは何も出来ないわけで、返って気を揉むだけでしょうし。
料金も一番安いです、位置情報検索専用だと月額500円(税抜き)で、位置情報検索は月に2回まで無料、それ以上は検索1件につき100円(税抜き)です。
普段からこまめに位置情報をトレースするというより、万一の場合の大きな安心を求める場合には、ココセコムということになるのでしょう。
いろいろダラダラと比較してみましたが、それぞれに一長一短、守備範囲の違いがあり、正直一番かしこい選択は、これらを組み合わせることだろうなと考えます。
まだ4月までは少し時間があるので、もう少し考えてみたいと思います。

カテゴリー: 子ども パーマリンク

子供を犯罪から守る への2件のフィードバック

  1. はるか のコメント:

    「独り」とはいえ、同じ幼稚園でとなりのマンションに住む子と一緒。
    しかも、「送迎」までしてくれたようです(笑)
    さすがに、たった一人で遊ばせることはできないですね。
    通学も「なるべく友達と帰るように」指導してるみたいだし。
    とはいえ、そうじゃないときだってあるだろうし、友達が先日のように「送迎」してくれることだってそうそうありませんからね(^_^;;

  2. かずき のコメント:

    P-doco?miniを検討する場合は、急ぐ必要があるようです。
    DoCoMoがPHS事業からの撤退との報道が流れています。
    4月にも新規受付を停止とか。
    WILLCOM系のぴぴっとフォンか、ココセコムか。
    二者択一ですかね。
    個人的には、小学校低学年のうちはココセコム。
    高学年になったら、通話用PHSをもたせてもいいかなということで、ぴぴっとフォンという感じでしょうか。
    余裕があるなら、併用で。

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