第32回札幌マラソンを走ってきました。
今年はサロマ以来、思うように走れない日が続き、記録も振るわず、気分も乗らずといったレースが続いていました。
体重もなかなか減らず、やっとここ2ヶ月でいい練習ができてきていたので、札幌マラソンをひそかに楽しみにはしていました。
4回目の札幌マラソン。
30歳になって、走り始めて最初に出た大会が、この札幌マラソン10kmの部です。
51分51秒だったかな。
今年はゼッケン59番、登録男子は51番からなので、すばらしいゼッケン番号でスタートです。
スタート地点ではいつものように、見知った顔の人たちと談笑し、リラックスしてスタートを待ちます。
こういったあたりが、北海道マラソンとは違うところですかね。
緊張感が無いわけじゃないんですが、札幌マラソンのこういう雰囲気も好きです。
そして遅れて真打のユウトパパ登場。
去年は5kmまで何とかついてきましたが、今年はどこまでついていけるか。
お互い挑発するようにして、腹を探りあいます(笑)
5km 17’44
スタートして、遅い人たちをかき分けながら進みます。
去年は5kmを16分台で入って潰れたので、今年は抑えていこうと思ってました。
3’30/kmで17’30で行ければいいかなぁと。
一人でいい感じで走ってました。
ちょっと陽射しは強いけど、呼吸も楽、足も楽。
3km地点くらいで沿道から「ユウトパパ!」と声がかかり、右後ろ振り返ると、いましたユウトパパ。
「ばれたね(笑)」と声をかけ、そこからは一緒に併走になりました。
5km地点のLAPを取ったときに、僕のCASIO PHYSがERR表示を出しやがり、ユウトパパにLAPを聞いたりして。
思っていたより15秒ほど遅れてしまったので、?と思いましたが、まぁいいかと併走を楽しむことにしました。
10km 17’41
三越前の折り返しではまだ、僕のほうが前にいました。
折り返しのコーンをポンッと叩き、元気に折り返していきます。
時々弱気の虫が顔を出しますが、ユウトパパの前を走っている新記録を更新しているわけですから、少しでも長く彼の前を走り続けたいと、意識を集中して走り続けました。
それまで併走していたのが、給水所で水を取るためにすっと後ろに下がったユウトパパを見て、本の少しペースを上げて距離を空けてみました。
水をとっても一気には近づいて来ないだろうし、じわじわ来るところをなかなか詰めさせないで、その微妙な距離をどこまで維持できるだろうかと。
でも、河川敷に降りる手前の橋の辺りでまた一緒になっちゃってました。
橋の手前で向こうから来た全身フルピカチュウのまっちさんに手を振って、いよいよ課題の豊平川河川敷です。
15km 19’17
河川敷に入ってぐるっと回ってくるあたりまでは僕が前でした。
直線に入ったら、ユウトパパが右に並び「ここからが本当の勝負ですよ」と声をかけて、ペースアップしていきました。
僕もついていこうと踏ん張りますが、すごい向かい風。
大分息も荒くなってきています。
なんとか視界のうちに彼の姿を捉えつつ、苦しいのも今だけで、もう少ししたら収まるはずだからと、再起を狙いました。
この15kmまでの河川敷が、最高に嫌です。
緩やかに川上に向かって上っていくので、必ず向かい風なんです。
景色も単調だし、どこ走ってるのかわからなくて辛い。
がくんとLAPが落ちちゃいました。
ユウトパパもいつの間にか見えなくなってしまっていますが、ユウトパパ以外には誰にも抜かれていません。
20km 18’59
15km以降、何人かの集団を引っ張っていました。
時々誰かが前に出ることはあっても、基本的にまた僕が前にでての繰り返し。
真駒内公園が近づいてきますが、まだ頑張っちゃダメです。
公園に入ってからが勝負。
サケマス科学館のあたりで少しスパートをかけて、集団を振り切ります。
一人だけ若いのがついてきました。
しかしこっちは陽射しのせいか、頭痛がどんどん酷くなってきてヤバイ状態。
ギリギリまで我慢することにしました。
途中で家族の声援も受けて、大分苦しい顔をしていたことと思いますが、頭が痛かったんです。
足はまだ残っていたし、呼吸も楽になっていました。
まぁ、ペースが落ちてるから呼吸が楽なのは当たり前だけど。
GOAL 4’17
公園内の最後ののぼりを下って、少し引き離しにかかってみたけど、後ろはまだついてくる。
う~ん、しつこいなぁ(笑)と思ったら、彼はそのまま競技場に入っていこうという素振り。
札幌マラソンの嫌なところは、なかなか競技場に入れてくれないところなんですよね。
競技場の周りを半周して、反対側にいってもまだ入れません。
ここで彼、2度目のがっくり。
1周して今度こそ入れるのですが、向こうに3kmや5kmのスタートゲートが見えます。
それをゴールだと思ったんでしょうかね、まっすぐ行こうとして係員に制止され、競技場内に誘導される彼、今日3度目のがっくりで力尽きる。
競技場内のストレートで、そっと大外から一気にまくって抜き去りました。
TOTAL 1:18’00
ゴール直前のストレートに入る最後のカーブで、目の前を走る10kmのランナーたちのスレスレを抜き去りながら、サングラスを外し一気にラストスパート。
その瞬間、後ろで少しガヤッとしたので抜くときにぶつかったかと心配したのですが、すぐ近くでVIDEOを回していた妻によれば、そのチャラい若者たちは、僕がサングラスを外してスパートするのを見て「かっこいい!」と歓声をあげてくれていたそうな。
「あれいい!俺もらった、今度やる」とかって。
ゴールして、あまりの頭痛にしばし大の字。
タイムはいまいちだったけど、ユウトパパの前を10kmも走れたし、レース展開には満足してます。
ひさびさに気持ちい走りができて、十分に満足です。
これから北京国際マラソン、そしてつくばマラソンに向けて、いいステップになりました。
10km女子の部では、あのりっちゃんが優勝!!
北海道マラソンにも来てたけど、札幌にも来てたんだ。
うちの娘と同じ名前なのであわせたかったんだけど、北海道マラソンのときはあの後見つけられなかったから、今回は表彰式後に会いに行きました。
勉強も大変だろうけど、来年は札幌国際ハーフにもおいでよ。
りっちゃんのブログにもかずき君と会ったって書いてあったので、久しぶりにブログにお邪魔させてもらいました。。いつもジョグノートで情報をもらっていたけど、詳しいレース経過にハラハラしましたよ。。18分ですかぁ~~!すごいなぁ~!!今度つくばではその走りに少しでもついていけるよう頑張りたいです。。